米国民:「手に負えない」財政赤字、痛みは最小限に-BN調査

米国民の多くは、連邦財政赤字を 「危険なほど手に負えない状態」にあると受け止め、議会が赤字を削 減することを望んでいるが、「痛みを最小限にとどめる」「高額所得者 に負担させる」という2つの条件を要求している。ブルームバーグの 世論調査で明らかになった。

最新の調査「ブルームバーグ・ナショナル・ポール」によると、 米国民の大半は、高齢者医療保険(メディケア)や低所得者医療保険 (メディケイド)、社会保障など給付制度の予算削減のほか、他の主要 な国内プログラムの大半や国防費の圧縮に反対。農家への補助金制度 や、住宅ローンなどの税優遇措置についても継続を望んだ。ガソリン 税の増税にも否定的だった。

今回の結果は、オバマ大統領が設置した財政責任・改革国家委員 会などによる最近の調査結果の内容とは異なっている。これらの分析 では、財政赤字の削減にはメディケアや社会保障予算のほか国防費な どの圧縮が欠かせないことについて国民の理解が進んでいるとの見方 が示されていた。

1998-2008年に米政府監査院(GAO)院長を務め、現在は財政 赤字に反対する団体を率いるデービッド・ウォーカー氏は「富裕層の 負担を増やすだけで構造的な赤字の問題を解決できると考えるのは、 全く非現実的だ。計算通りにうまくいくほど簡単ではない」と話す。

一方、今回の調査では、財政赤字に対する国民の懸念が後退した 様子も示された。「赤字が危険なほど手に負えない」と回答した人の割 合は48%と、10月調査時の53%に比べて低下した。

ブルーバーグの委託で調査を実施した米セルザーのJ・アン・セ ルザー社長は「実際の赤字削減は痛みを伴う。景気低迷と高い失業率 に苦しむ米国民は、これ以上の痛みはこりごりという思いだろう」と 指摘した。

調査は12月4-7日、米成人1000人を対象に実施された。誤差 率はプラス・マイナス3.1ポイント。

-- Editors: Mark McQuillan, Max Berley.

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関する記者への問い合わせ先: Heidi Przybyla in Washington at +1-202-624-1944 or hprzybyla@bloomberg.net; Mike Dorning in Washington at +1-202-624-1971 or morning@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Mark Silva at +1-202-654-4315 or msilva34@bloomberg.net.

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