アジア株:下落-中国利上げ観測やアイルランド格下げが響く

10日のアジア株式相場は下落。 アイルランドの信用格付けが引き下げられたほか、中国人民銀行(中 央銀行)が週末に利上げするとの観測が重しとなっている。10日か らの中央経済工作会議は、中国経済政策の基本方針を決定する。MS CIアジア太平洋指数は週間ベースでも下落となりそうだ。

海外で売り上げの約70%得ているトヨタ自動車は値を下げた。 ユーロ相場が対円で弱含み、輸出の採算について見通しが悪化した。 中国工商銀行は香港市場で1%安。世界3位の鉱山会社リオ・ティン ト・グループは0.7%安。9日のニューヨーク銅相場が2年7カ月ぶ り高値から反落したことに反応した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時12分現在、前日 比0.2%安の133.07。指数構成銘柄のうち、値上がりと値下がりの 割合は約1対2。前週末比で0.3%下落しているものの、依然として 約1カ月ぶり高値近辺。

ペンガナ・キャピタル(メルボルン)で運用に携わるティム・シ ュローダーズ氏は、「欧州のソブリン債問題をめぐる不安や、中国の 追加金融引き締めの観測を背景に、投資家は慎重姿勢を強めている」 と説明。「ここ数カ月間の相場堅調を受けて、投資家は恐らく様子見 に徹したいと考えているだろう」と語った。

日経平均株価の終値は前日比73円93銭(0.7%)安の1万211 円95銭。

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