ロンドンのバンカー、ボーナスから住宅購入に総額10億ポンド支出へ

ロンドンのバンカーや金融機関 従業員が2010年のボーナスから市内の住宅購入に使う総額は約10億 ポンド(約1320億円)と、前年比で17%減少すると、英不動産仲介 業者サヴィルズは予測した。

サヴィルズの発表資料によると、バンカーによるこうした住宅購 入でもロンドンの高級住宅価格は来年、下げると見られるものの、下 落率は1%未満にとどまるという。今年の住宅価格は09年のボーナ ス資金約12億ポンドの流入などに支えられ、約2%上昇したと同社 は試算している。

サヴィルズの住宅調査責任者、ヨランダ・バーンズ氏は、今年の ボーナスが「過去に見られたような大幅な価格上昇」を引き起こすこ とはないだろうと指摘。「ボーナス資金はむしろ、より長期的に不動 産市場に供給されていくと予想される」と述べた。

サヴィルズによれば、ロンドンの100万ポンド超の高級住宅の購 入者は通常、半分がボーナスの受給者。英民間調査機関、経済ビジネ スリサーチセンター(CEBR)によると、06年と07年のボーナス はいずれの年も115億ポンドと過去最高を記録したため、チェルシー やベルグラビア、ケンジントンなどの地区では不動産価格が史上最高 を更新した。

CEBRの予測では、ロンドンの金融サービス業界で働く30万 人の10年のボーナス支給総額は税引き前で70億ポンドとなり、前年 比で約5%減少する見込み。

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