サッポロH株が急反発、米スティールが保有率落とす-不安要因後退

ビールや洋酒などの製造・販売を 手掛けるサッポロホールディングス株が一時、前日比7.4%高の362 円と急反発。昨年11月6日(7.6%高)以来の日中上昇率を記録した。 米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・グループが同社株を

5.25%売却、保有比率を7.88%に下げていたことが9日分かり、経営 への影響力などの面で不安要素が後退したと見られた。

スティール・グループが9日付で関東財務局に提出した大量保有 報告書によると、11月16日以降、同グループは6回に分けてサッポ ロH株を売却、ほとんどが東京証券取引所の立会外取引を使った。保 有株数はグループで3105万株となった。

コスモ証券投資情報部の小川浩一郎氏は、「取締役候補の選任など で委任状争奪戦が起こるなど、ガバナンス(企業統治)上のトラブル があるとみられていた。スティール側の今回の動きをみて、素直に好 感されているのだろう」と話した。

サッポロH株は、今年1月12日に付けた年初来高値の555円から 10月29日の年初来安値312円まで44%下落。11月半ばに350円台に 回復したが、12月以降は340円台でこう着していた。小川氏は、「サ ッポロも海外展開を急いでいるが、業界他社と比べるとまだまだ遅い。 きょうは急騰したが、自ら経営効率を高めないと長続きしないのでは ないか」との見方も示している。

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