豪雇用者、年間増加が過去最高のペース-賃金上昇圧力が高まる

オーストラリアで雇用者の年間 増加数が過去最高となるペースで推移している。中央銀行に利上げ再 開を迫る賃金上昇が加速するとの見通しが強まっている。

今年1-11月の雇用者の増加は36万6000人に上り、統計を始 めた1978年以降で最高を記録し、これまで最も多かった2006年を2 万7000人上回った。先週発表された7-9月(第3四半期)の国内 総生産(GDP)の前期比伸び率は08年10-12月(第4四半期)以 来で最悪の水準で、9日発表の雇用統計とは対照的な結果となった。

HCBCホールディングスの豪・ニュージーランド担当チーフエ コノミストで、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)での勤 務経験のあるポール・ブロクサム氏(シドニー在勤)は、「雇用統計 は、経済の現況を恐らく最も的確に表している」と指摘。「前回イン フレ率が目標レンジを超えた時に状況把握に最も適していた指標は雇 用数値だった」と述べた。

ブロクサム氏はまた、「失業率は数カ月以内にさらに低下する」 と予想。「その結果、追加利上げが必要となろう。来年は複数回の利 上げが実施されるとみている」と述べた。

シドニー先物取引所の銀行間先物金利に基づくブルームバーグの 算出によれば、豪準備銀が来年5月に0.25%の利上げを行う確率は 58%。来年で利上げ確率が50%を上回るのは5月が最初となっている。

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