ニコン株反落、競争激しく半導体露光装置の先行き懸念-GS格下げ

世界的な半導体・液晶製造用露光 装置メーカーのニコン株が反落。主力事業の1つである半導体露光装 置事業の一部製品で、シェア競争激化による販売目標の未達が予想さ れるとし、ゴールドマン・サックス証券では9日、投資判断を「売り」 に引き下げた。今後の収益動向や株価の先行きを懸念する売りに押さ れ、一時前日比3.2%安の1618円まで下落した。

ゴールドマン証の播俊也アナリストは9日付のリポートで、韓国 やセミコンジャパンでの取材の印象などから、半導体露光装置事業の 中の最先端ArF液浸露光装置S620は、シェア獲得競争がより厳し さを増しており、ニコンが今期の販売目標を達成するのは困難と指摘 している。会社側では、来期(2012年3月期)の同装置の販売台数目 標を35-40台とするが、同証券は25台にとどまるとの見方を示した。

播氏は、中小型液晶や有機EL向け露光装置はスマートフォンな どの「需要増を背景に引き合いが強まっているが、S620の下振れを 補うには至らない」と予想。来期の連結営業利益予想をこれまでの746 億円から690億円に減額修正した。これに伴い、投資判断も従来の「中 立」から「売り」、今後12カ月間の目標株価を1450円から1340円に それぞれ引き下げている。ブルームバーグ・データによると、担当ア ナリスト22人の来期営業利益予想の平均は776億円。

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