ヘッジファンドのシタデル:JPモルガンの元石炭取引責任者を採用

ケン・グリフィン氏が運営する運 用資産120億ドル(約1兆円)のヘッジファンド会社、シタデルは、 米JPモルガン・チェースの元石炭取引責任者、ミゲル・アブレイユ 氏を採用したことを明らかにした。

シタデルの広報担当者、ケイティ・スプリング氏は9日、ブルー ムバーグ・ニュースの質問に電子メールで回答を寄せ、アブレイユ氏 が今月、シタデルに入社したことを明らかにした。アブレイユ氏はロ ンドン在勤で、マーク・ステイントン氏率いるエネルギートレーディ ンググループで勤務する予定。アブレイユ氏のコメントは今のところ 得られていない。

JPモルガンの商品事業部門の責任者、ブライス・マスターズ氏 が行った社内電話会議によると、同社はRBSセンプラ・コモディテ ィーズの一部を買収後、7月に商品事業部門の人員の解雇を開始した。 ブルームバーグはこの電話会議の録音を入手した。

米紙ニューヨーク・ポストは6月8日、JPモルガンの石炭事業 の損失は最大2億5000万ドルに上ると、情報源を明らかにせずに報じ た。

JPモルガンはRBSの金属、石油、欧州の電力・ガス事業を米 センプラ・エナジーと英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ グループ(RBS)から17億ドルで買収。買収は7月1日に完了した。

一方、シタデルは2002年にエネルギー事業に進出。その4年後、 同社とJPモルガン・チェースは、天然ガス取引で66億ドルの損失を 出して破たんした米アマランス・アドバイザーズのエネルギー取引事 業を買収した。シタデルはその後、JPモルガンの持ち分を買い取っ た。

シタデルのウェブサイトによると、同社は世界で石油を取引して いるほか、北米で天然ガス、欧州ではガス・電力の取引事業を展開し ている。

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