学べ中国語、日本人の検定受験者が過去最高-漁船衝突事件お構いなし

財団法人の日本中国語検定協会が 11月に実施した中国語検定試験の受験者数が過去最高になったことが 分かった。尖閣諸島沖の中国漁船衝突で日中関係が緊張した時期と重な ったが、協会では日本人の中国語学習熱に影響はなかったとみている。

試験は11月28日に国内外63カ所で実施。同協会の立花佳幸事務 局長によると、受験者は2万3484人と前年より5000人近く増加し、過 去最高だった。正式な数字は15日前後に公表される。従来の最高は2007 年11月の1万9198人。志願者ベースでも2万6795人と、前年11月の 試験に比べて28%増えた。

検定は3、6、11月の年3回実施。今回の申込期間は9月15日か ら10月15日で、9月上旬に海上保安庁の巡視船に衝突した漁船の中国 人船長逮捕などをめぐり、日中間の外交関係が悪化した時期だった。立 花氏によると、過去に冷凍ギョーザ(餃子)中毒事件の後に志願者数の 伸びが鈍化したことはあったが、今回は漁船衝突事件などの影響は「一 切なかったようだ」という。

立花氏は、急増の理由は不明としながらも、学生の学習者の増加、 仕事上の必要性の高まり、インターネット出願の広がりを背景として挙 げた。年度ベースの受験者数の過去最高は09年度の4万7622人。10年 度は6月と11月の2回計ですでに3万8151人に達している。立花氏に よると、3月の試験も含めると年度でも過去最高になる公算が大きいと いう。

10月から中国語夜間講座に通う会社員の間橋大地さん(24)は「仕 事上、中国の人と付き合ったり中国に出張することがよくある」と言い 漁船問題で生じた日中関係の悪化は受講の決断にまったく影響しなか ったという。日本人の中国語熱については「日本では不景気でビジネス ができないので、やはり中国に出て何かしらチャンスをつかみたいとい う人が増えているのではないか」と語った。

11月に行われた他の外国語の検定試験の出願者の傾向は従来と大 きな変化はない。フランス語教育振興協会の小山翼事務局長によると、 実用フランス語技能検定試験の出願者数は1万7234人と3年連続で減 少。またドイツ語文学振興会の中村真理氏によると、ドイツ語技能検定 試験の出願者数は1万287人と、前年比151人の増加にとどまった。

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