【個別銘柄】輸出、ニコン、生保、サッポロ、鉄鋼、東ドム、ポーラ

きょうの日本株市場で株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.4%安の3230円、 コマツ(6301)が2.2%安の2427円など自動車や電機、精密機器、機 械株などで下げる銘柄が多かった。欧州財政懸念から前日の海外為替 市場でユーロが円など対主要通貨で下落、きょうの東京市場でも1ユ ーロ=110円台後半と、前日比でややユーロ安・円高方向での動きと なり、欧州事業の採算悪化懸念が広がった。

ニコン(7731):3.1%安の1620円。ゴールドマン・サックス証券 では、半導体露光装置の見通しを下方修正し、来期の市場コンセンサ スは達成困難と指摘。投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。 目標株価は1340円。

保険株:ドイツ証券では生保セクターの調査を開始した。増資リ スクが非常に低く、安定的なアルファを期待できるとして「買い」推 奨したソニーフィナンシャルホールディングス(8729)は、3.7%高の 30万8500円。増資リスクは当面低く、保有契約ANP(年換算保険 料)の減少に歯止めがかかりつつあるとし、「買い」とした第一生命保 険(8750)も2.1%高の13万3500円となった。TOPIX保険指数 は33業種で上昇率トップ。

ヤマダ電機(9831):1.9%高の5790円。クレディ・スイス証券で は、10日にオープンした中国1号店「瀋陽店」の事前訪問報告リポー トを発行。現地小売業との価格競争はさほどではなく、粗利益率は日 本を上回る見通しと分析。開業後に販売好調と伝われば、中期的な好 材料が加わることになると予想している。

サッポロホールディングス(2501):8.9%高の367円。米系投資 ファンドのスティール・パートナーズは、グループ全体でサッポロホ ールディングス株の保有比率を7.88%に減らした。同社が9日に関東 財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。潜在的な売り圧 力がやや低下したとして、需給の改善期待が優勢となった。

東京ドーム(9681):3.6%安の216円。2011年1月期の連結純利 益予想を従来の30億円から9億円(前期は10億400万円の赤字)へ 引き下げた。東京ドームでプロ野球のポストシーズンゲームが開催さ れなかったほか、コンサートイベントの減少などが響く。

鉄鋼株:新日本製鉄(5401)が1.7%高の293円、JFEホール ディングス(5411)が1.1%高の2762円など。TOPIX鉄鋼指数は、 東証1部33業種の上昇率3位だった。10日付の日本経済新聞朝刊は、 新日鉄がH型鋼の12月契約価格を7カ月ぶりに値上げし、値上げ幅が 約4%になると報道。採算改善への期待感が高まった。報道を受けて、 ドイツ証券ではH型鋼の主要メーカーである新日鉄、東京製鉄(5423) にとってポジティブとの見解を示した。

牧野フライス製作所(6135):1.8%高の667円。9日に野村証券 で行われた同社ミーティングで、同社専務は中国・インドを中心に自 動車、電機産業の受注が好調と発言、北米でも自動車産業の受注が持 ち直しているとコメントした、と野村証が投資家リポートで伝えた。

ドクターシーラボ(4924):3.1%高の31万5000円。8-10月の 連結営業利益は前年同期比2%増の19億7100万円だった。広告宣伝 費の増加から売上高営業利益率は低下したが、利益率の高い商品が好 調に推移した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、11月の月 次販売も好調とし、投資判断「アウトパフォーム」を確認した。

SUMCO(3436):3.2%安の1103円。独立系調査会社TIWで は、過去の積極経営が残したツケは大きく、株価の本格的な戻りには 時間を要するとし、株価判断を「2(ニュートラル)」から「2-(や やネガティブ)」へ引き下げた。

ポーラ・オルビスホールディングス(4927):東証1部にきょう新 規上場。公募価格1800円に対し、初値は5.9%安の1693円だった。 終値は1779円。いちよし証券投資情報部の宇田川克己課長は、「ポー ラブランドは訪問販売から拠点販売への展開を進めているが、従来型 の訪問販売が良くないことがクローズアップされている」と話した。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):5%安の302 円と大幅続落。パナソニックの持ち分法適用会社から外れ、来年1月 にも100億円規模の増資を行うと読売新聞(電子版)が9日午後2時 過ぎに報道したことによる需給悪化懸念が継続した。また金融庁は9 日、同社に約8億4000万円の課徴金納付を命令したと発表した。有価 証券報告書の虚偽記載の検査結果に基づくもの。

ミライアル(4238):2%高の2242円。11年1月期連結純利益予 想を前期比2.3倍の22億3000万円に増額修正した。従来予想は19 億 2000万円。負ののれん発生益1億7500万円や法人税等還付税額等4700 万円が貢献する。メリルリンチ日本証券では、主要顧客SUMCOの 業績悪化などから純利益予想を20億円に引き下げたが、配当利回りの 高さや現預金の多さ、ウエハーの在庫調整が来第1四半期に完了する 見通しなどを評価し、投資判断「買い」を継続するとしている。

ドン・キホーテ(7532):4.9%高の2650円と続伸。昨日昼に発表 していた11月の月次販売高状況によると、既存店売上高は前年同月比

3.5%増、客数は同1.3%増、客単価は2.1%増だった。客単価は3カ 月連続で前年水準を上回り、今期(2011年6月期)のこれまでの累計 売上高(7-11月)は前年同期比2.8%増で推移。昨日午後からの買 い優勢の動きが継続した。

タカラバイオ(4974):2.2%高の20万1800円。ナチュラルキラ ー細胞を高純度に作製できる新技術を開発した、と前日発表した。

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