ブラジル株:4日続落-利上げ先送り示唆でインフレ加速懸念高まる

9日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が4日続落。同国の中央銀行が利上げ先送りを示唆 したことでインフレ加速懸念が高まったほか、鉄鉱石生産のMMXミ ネラサン・エ・メタリコスやカード決済処理会社シエロの下げが響い た。

MRVエンジェニャリア・エ・パルチシパソンエスを中心に住宅 建設株が安い。政策当局者らが「より好ましくないシナリオ」に直面 しており、先週実施した与信引き締め策の影響見極めには時間が必要 だと述べたことが手掛かり。競争激化懸念からシエロは5月以来の大 幅下落。ブラジルの資産家エイキ・バチスタ氏が経営権を持つMMX は2日間の下げとしては6月以来の大きさとなった。港湾資産取得に 22億4000万ドル(約1870億円)を投じる計画が嫌気された。

オレン・インベスチメントスで3億1600万レアル(約155億円) 相当の運用に携わるダイアナ・リテウスキ氏(リオデジャネイロ在勤) は「趣旨は当局が若干高いインフレを容認するかもしれないというこ とだ」と指摘。「小売株は下落しており、不動産株のパフォーマンスも 良くない。これは金利に関する混乱を示唆する」と述べた。

ボベスパ指数は前日比0.4%安の67879.46と、11月30日以来 の安値で引けた。同指数構成銘柄の値下がりと値上がりの比率は約2 対1。前日の取引では、インフレ加速を示す統計発表を受けて同指数 は2週間ぶり大幅安となり、年初来の騰落率はマイナスに転じた。通 貨レアルは1.2%安の1ドル=1.7103レアルと、11月8日以来の下 落率。

ブラジル地理統計院(IBGE)が9日発表した7-9月期の国 内総生産(GDP)は前期比0.5%増、前年同期比では6.7%増加し た。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では、それ ぞれ0.4%増、6.8%増が見込まれていた。

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