大手投資銀行は「バーゼル3」で最も深刻な打撃-ECB報告書

【記者:Jann Bettinga】

12月9日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)は9日公表 した金融安定報告書で、大手投資銀行とユニバーサルバンクが世界的 な資本基準の厳格化で最大の影響を受けるとの見解を示した。

バーゼル銀行監督委員会がまとめた銀行の新しい自己資本・流動 性基準案である「バーゼル3」について20カ国・地域(G20)首脳会 議は先月、これを承認した。ECBは「幅広いビジネスを手掛けるユ ニバーサルバンクと大手投資銀行は、厳格化された新たな基準によっ て最大の打撃を受けると当然、予想することができる」と指摘。これ らの銀行は中核的自己資本(Tier1)から少なくとも一部を控除 する必要がある繰り延べ税金資産などを「かなりの額」保有している 可能性がある。

ECBはまた、ユーロ圏の「大規模で複雑な」銀行の収益性は不 安定な市場環境や融資需要の鈍化、資金調達コストの「上昇圧力の可 能性」の中で「持続可能ではない」ことが判明する恐れもあるとの見 方を示した。

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