欧州株:2年ぶり高値、回復継続との観測で-ソシエテなど金融株高い

欧州株式相場は上昇し、2年ぶ り高値を付けた。各種の経済統計で世界景気の回復継続が示されたこ とを背景に、金融株を中心に買いが膨らんだ。

仏ソシエテ・ジェネラルと英バークレイズが銀行株の上げを主導。 オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングスも上 昇した。10-12月(第4四半期)の受注見通しを引き上げたことが 手掛かり。英石油・天然ガス生産会社BGグループは1年半ぶり高値 に上昇。同社がブラジル沖合にあるトゥピとグアラの両油田からの当 初産油量が約600万バレルになると発表したことが買い材料となっ た。

一方、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)を中心に自動車株が 安い。中国が乗用車購入者を対象にした税制優遇措置を2011年に打 ち切る可能性を示唆したことが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.4%高の275.93と、 2008年9月以来の高値で引けた。業績改善に加え、米連邦準備制度 理事会(FRB)が景気刺激策として6000億ドル相当の国債買い入 れの方針を示したことを背景に、同指数は年初来では8.7%上げてい る。

リブラ・インベストメント・サービシズの創設者、クリス・テ ィンカー氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「株式は魅力的な 投資先として注目され続けるだろう」と発言。フリーキャッシュフロ ー(純現金収支)と業績の改善が「ファンダメンタル面での支援要因 となり、株式相場の見通し改善につながるだろう」と述べ、来年に向 けて「状況は一段と安定するだろう」との見方を示した。

米国では先週分の失業保険の申請件数が減少し、雇用市場の改善 継続が示された。また、日本の今年7-9月期の実質国内総生産(G DP)2次速報は前期比年率4.5%増と、1次速報(3.9%増)から 上方修正された。

イングランド銀行(英中央銀行)は9日の金融政策委員会(MP C)で、資産買い取りプログラムの規模を据え置くとともに、政策金 利も過去最低に維持することを決めた。

ソシエテ・ジェネラルは3.8%、バークレイズは4.5%それぞ れ上げた。ASMLは8%の大幅高。BGグループは3.6%上昇した。

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