銀行は偶発転換社債で1兆ドル調達も、既存資本と置き換え-S&P

格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、銀行が既存の資本証券と置き換えるた め、偶発転換社債(通称 CoCo)を少なくとも1兆ドル(約84 兆円)発行することが必要になり、これに苦戦する可能性があると 指摘した。

S&Pはリポートで、銀行が合理的なコストでCoCoを発行 できるかどうかは「依然として不確実だ」し、その結果、銀行は今 後5-10年に資本の制約が強まる可能性があると分析した。各国の 規制当局が金融安定を強化するため、CoCoの最低額を定め発行 を義務付ければ、供給増につながると指摘している。

バーゼル銀行監督委員会は、銀行が資本を株式か、または危機 の際に株主資本に転換して損失を吸収することができるCoCoの ような証券の形で持つことを求めている。

一部の投資家はCoCoへの投資に消極的だ。S&Pはリポー トで、CoCoは規制当局には魅力的だが、新世代の商品に対する 伝統的な投資家の受け入れ意欲は低いかもしれないと指摘している。

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