米フォーチュン・ブランズの社債保証コスト、低下-CDS取引

9日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、バーボンウイスキー「ジム・ビーム」 のメーカー、米フォーチュン・ブランズの社債保証コストが低下した。 同社が住宅・セキュリティー部門を上場会社としてスピンオフ(分 離・独立)し、ゴルフ部門も売却ないし処分する方針を示したことが 好感された。

CMAによれば、フォーチュンのCDSスプレッドはニューヨー ク時間午前11時55分(日本時間10日午前1時55分)現在、

166.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に低下。著名投 資家ウィリアム・アックマン氏率いるパーシング・スクエア・キャピ タル・マネジメントが10月に同社の株式11%を取得。それがフォー チュンの借り入れ増加につながる恐れがあるとの見方が広がり、先月 はスプレッドが一時219.4bpまで上昇していた。

シティグループのクレジットストラテジスト、ミハイル・フォー 氏は、CDSスプレッドが低下に転じているのは同社が買収の標的に なるとの観測のためだと指摘。事業分割が実施されれば、同社の社債 保証契約が「寄る辺のない状態」になるとの懸念も一因となったもよ うだ。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、1bp 低下の87.7bpと11月5日以来の低水準。米新規失業保険申請件数 の予想以上の減少を受けた株高が影響した。

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