海外勢5週連続で日本株買い越し、米株高と円安好感-12月1週需給

12月第1週(11月29日-12月3 日)の日本株市場では、海外投資家が5週連続で買い越した。米国株 の上昇と為替の円安傾向が好感される格好で、海外勢の日本株見直し の動きが続いている。

東京証券取引所が9日に発表した同週の投資部門別売買動向によ ると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は日 本株を1333億円買い越した。前の週の買越額222億円から拡大した。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、「米国株が堅調に推移したほか、為替が直近の円安水準で 落ち着いた動きとなっていたことを受け、リスク許容度を高めた海外 勢が投資資金を日本株に振り向けた」という。

この週の米ダウ工業株30種平均は2.6%上昇。為替市場のドル・ 円相場は1ドル=83-84円台で推移する時間帯が長かった。

海外勢の5週連続買い越しは4月16日の週以来、およそ7カ月半 ぶり。BNPパリバ・インベストメント・パートナーズの清川鉉徳執 行役員は、「米国での量的緩和第2弾(QE2)以降に為替が円安気味 に落ち着いたことが、海外勢による日本株買い継続の最大要因」と指 摘していた。

個人は売り越し続く

一方、個人投資家は5週連続の売り越しで、売越額は1375億円(前 の週は358億円)だった。相場の上昇局面で、「現金取引による戻り売 りが出た影響が大きい」とみずほ証の三浦氏。このほかの投資部門で は、証券自己が517億円の買い越し。事業法人が77億円の買い越し、 その他法人等も108億円買い越した。売り越しは生保・損保(247億 円)、都銀・地銀等(138億円)、信託銀行(80億円)、投資信託(15 億円)など。

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