英住宅価格、指標ごとに上昇・下落がばらばら-不透明感あおる結果に

英住宅価格は上昇しているのか、 それとも下落しているのか-。その答えは尋ねる相手によってさまざ まだ。

不動産調査会社の英ホームトラックは、10月の英住宅価格が前 月比0.9%下落と、昨年1月以来の大幅な落ち込みになったと報告し た。これに対し英金融大手ロイズ・バンキング・グループの住宅金融 部門ハリファクスは、10月は前月比1.8%上昇と、9月の同3.7%下 落からプラスに回復したと発表。調査会社アカダメトリクスは、10 月の住宅価格は前月比0.3%上昇と2008年6月以来の高水準に達し たとしている。

住宅の売買や投資を考える英国民は、結果が逆方向であることも 珍しくない7種の指標をふるいにかけることになる。ハースストー ン・インベストメンツのクリストファー・ダウン最高経営責任者(C EO)は、既に信頼感が低く一部の買い手や投資家が敬遠する住宅市 場について、こうした指標が一段と不透明感を高めていると指摘する。

ダウンCEOは「非常に多くの異なる指標があるため、居住用不 動産のベンチマークを定めるのは極めて難しい」と述べた。その上で 「特に個人投資家の間には、住宅分野への投資意欲が間違いなくある」 とみる同CEOは、来年運用を開始する予定の英住宅ファンドで最大 5億ポンド(約660億円)を募集する計画だ。

ブルームバーグが集計したデータによれば、この7種の指標で住 宅価格の上昇・下落が一致したのは10月までの1年10カ月で5回 のみ。最後に一致したのは今年1月で、すべての指標が上昇を示して いた。

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