【テクニカル分析】原油先物、上げ一服か-ボリンジャーバンドが示唆

1バレル=90ドルを超え2年2カ 月ぶりの高値を付けた原油相場の上げが一服するとの見通しを、キャメ ロン・ハノーバーが示した。同水準がボリンジャーバンドで示されたテ クニカルチャート上の上値抵抗線に当たるという。

原油相場は7日に90.76ドルを付けた。これは日中取引では 2008年10月以来の高値。エネルギー関連のコンサルタント会社キャ メロン・ハノーバー(コネティカット州ニューカナン)のピーター・ビ ューテル社長は「心理的に重要な」90ドルを再び超え90.55ドル近辺 まで上昇すると売りが出始めると予想する。この水準は2本のボリンジ ャーバンドのうちの高い方。

ビューテル社長は電子メールで、「ボリンジャーバンドが引き続き 上値抵抗線になっている。8日の相場よりも多くの売りが出る余地が ある」と述べた。

先週の米原油在庫の減少幅が予想の約3倍となったことで、9日の 原油相場は3日ぶりに反発した。製油所の稼働率が08年10月以降で 最大の上昇を示したことが背景。

ボリンジャーバンドはボラティリティ(変動率)に基づいて下値支 持と上値抵抗の水準を線で結んだもの。原油相場は上方のボリンジャー バンドを上回った8月初旬、10月初旬、11月中旬に下落した。一方、 下方のボリンジャーバンドを下回った5月下旬、8月には上昇した。

ビューテル社長は、90ドルを超えると上昇が続かないことについ て「説得力のあるブル・トラップ(強気のわな)だ」と指摘。これは、 買い手が相場上昇をさらに利益を得られる兆しと誤解する可能性のある ことを意味する。

ビューテル社長によると、上げが一服する「バイ・ストップ」の水 準は89.50ドル、89.85ドル、90.76ドル。下値のめどは88.15ド ル。

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