シンガポールGIC:中国国際金融への出資比率、2倍強に増加

政府系ファンド(SWF)のシン ガポール政府投資公社(GIC)は、中国国際金融(CICC)への 出資比率を2倍余りに高め、株主2位となったことを明らかにした。 CICCは中国で初めて外資と合弁で設立された投資銀行。

GICの広報担当ジェニファー・ルイス氏は9日、取材に対し、 CICCへの出資比率は従来の7.35%から16.35%強に増えたと述 べた。CICC株は米モルガン・スタンレーから購入したという。G ICはシンガポールの外貨準備1000億ドル(約8兆3800億円)超 を運用している。

GICは今年の年次報告書で、先進国での経済成長が鈍化する中、 高成長を遂げる新興市場、特にアジアへの投資を拡大する方針を示し た。ポートフォリオに占める新興市場の上場株式や未公開資産の割合 を3月末時点の12-13%から「10%台後半」に高める意向だ。

モルガン・スタンレーは、保有していたCICC株34.3%の売 却で規制当局の承認を得たと発表しており、15年に及ぶ同社との資本 提携を解消する。売却先はGICのほか、プライベートエクイティ(P E、未公開株)投資会社のKKRとTPGキャピタル、シンガポール の生命保険会社グレート・イースタン・ホールディングス。

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