カナモト株が3週ぶり安値、国内建設需要低迷し今期大幅減益を計画

建機レンタル最大手のカナモト株 が一時、前日比5.9%安の418円と急反落。11月18日以来、3週間ぶ りの安値水準に沈んだ。国内建設需要の低調見通しを理由に、今期業 績(2011年10月期)は大幅な減益を計画しており、収益環境の先行 きを懸念する売りに押された。

同社が8日の取引終了後に発表した11年10月期の連結業績計画 は、売上高が前期比4.3%減の672億円、営業利益は同46%減の14 億円、純利益は同80%減の2億1000万円。公共事業関係費削減の可 能性が高く、景気の不透明感から民間の新規設備投資需要の増加も見 込みづらいため、国内建設需要全体は弱く推移すると想定した。

前期(10年3月期)は、レンタル売り上げの伸び、海外向け中古 建機などの販売が好調だった影響で、純利益は10億円と前の期の12 億円の赤字から急改善していただけに、今期の減益計画は市場参加者 の失望を誘う格好となった。東洋経済新報社の四季報秋号では、今期 純利益は8億円と見込まれていた。

カナモト社長室の広報担当である高山雄一課長によると、国内で は厳しい建設需要が予想されるが、特に中国など新興国ではインフラ など含め、「伸びる要素はまだまだあると考えている」という。同社の 海外事業売上高が全体に占める割合は、現在3%ほど。2014年10月 期までに、現在の約3倍に当たる50億円まで成長させたいとしていた。

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