ニフコ株2年超ぶり高値、自動車軽量化を追い風に需要増加-海外伸長

自動車部品メーカーのニフコの株 価が前日比2.9%高の2372円と、2008年8月29日以来、約2年3カ月 ぶりの高値を付けた。環境負荷低減などを目指して自動車の軽量化が進 むなか、同社の内装品や電装品などの需要が伸びている。海外メーカー との取り組みも深まっており、今後の成長を見越した買いが入った。

同社株の投資判断を「1(ポジティブ)」とするTIWの高田悟シ ニアアナリストは「自動車軽量化の流れに乗って、同社製品の搭載比率 が向上している。海外を含めた提案型営業が実を結び始めており、中長 期的に成長できる」と述べた。

9日付の日本経済新聞朝刊は、ニフコが15年3月期に海外自動車 メーカーとの取引比率を現在の約25%から35%程度に高める計画を立 てている、と報道した。同社広報担当の矢内俊樹氏は、「当社が公表し た中期経営計画は12年度(13年3月期)まで。14年度の数値目標は社 内で検討されたことがない」と述べている。

ただ海外勢との取引を拡大する意向は表明してきたといい、新興国 で強い独フォルクスワーゲン、米フォード・モーター、韓国・現代自動 車などに拡販を図っていると矢内氏は語った。

TIWの高田氏は「従来は他の部品メーカーの製品に乗っかる形で ニフコ製品が納品されるケースが多かったが、最近は有力メーカーのテ ィア1(中核部品)として直納するケースが増えている」と指摘、海外 勢との取り組み強化で利益率も高まるとみている。

TIWでは、今期(11年3月期)連結営業利益が前期比52%増の 130億円と、会社計画(125億円)を4%上回るとみているほか、来期 (12年3月期)を145億円と試算。来期予想1株利益(EPS)172円 20銭で算出した株価収益率(PER)14倍は割安と指摘している。

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