ゴールドマン:11年のドル相場、一段安を予想-低金利と不均衡で

米ゴールドマン・サックス・グル ープは、米国の経済成長が加速してもドル高にはつながらず、2011年 にドルが弱含むとの見方を示した。

トーマス・ストルパー氏(ロンドン在勤)率いる同社エコノミス トはリポートで、経済統計が好調でも米連邦準備制度理事会(FRB) が追加国債購入を進めると指摘。一方、日本以外の主要国・地域は融 資を規制し、金利上昇につながる金融政策を取る見通しだと記した。

ストルパー氏は、低金利や不均衡をめぐる長引く懸念により、米 国に投資資金が流入しても、為替相場の上昇は妨げられる可能性が高 いと指摘。「ドルが一段安、恐らくは相当割安となり、新たな不均衡拡 大の是正に寄与するとの見方を維持している」と説明した。

リポートは、海外投資家が米国の財政赤字を引き続き「非常に懸 念」しており、これがドル建て資産への投資を制限すると分析。また、 欧州債務危機はアイルランドとギリシャ、ポルトガルを越えて広がら ないとし、欧州の景気拡大加速がユーロを支えるとの見方を示した。

「今回の危機にもかかわらず、ユーロ圏ではバランスの取れた経 常収支が維持され、域内への資本流入が続いている。欧州中央銀行(E CB)はFRBよりかなり先に利上げを行うと予想している」という。

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