米地裁:トヨタの却下請求退ける-車両急加速の訴えで仮決定

米カリフォルニア州の連邦地裁判 事は8日、トヨタ自動車車両の意図しない急加速が原因で死傷事故が 発生したとする訴えを取り上げないよう求めていたトヨタの申請を退 ける仮決定を下した。

同州サンタアナの連邦地裁のジェームズ・セルナ判事は同日の訴 訟前手続きで、原告の弁護団は訴訟を進める上での十分な証拠を提示 したと説明した。同判事は11月にも、急加速に関連して経済的損失を 被ったとして車の所有者らが起こしていた集団訴訟の訴えを却下する よう主張していたトヨタの請求を退けていた。

トヨタは一連の訴訟で、急加速する恐れがある自動車の不具合の 開示や警告を怠ったとして責任を問われている。トヨタは裁判所への 提出文書で、原告側は実際の欠陥の特定をしておらず、同社は何も隠 していなかったと主張している。

同判事はこの日の仮決定で「トヨタは訴訟前手続き段階で義務付 けられていない具体性を要求した」と述べ、「欠陥は特定されている。 原告らの車は意図せずに急加速し、適切にブレーキ操作しても停止し なかった」と指摘した。

トヨタの広報担当セレステ・ミグリオーレ氏は電子メールで、「セ ルナ判事の判断は仮決定であり、当社は9日朝に法廷で議論する」と した上で、「9日に最終判断が出た後にコメントを出す」と説明した。

トヨタは急加速問題に伴う車両価値低下や死傷事故などをめぐっ て約400件の訴訟に直面している。

死傷事故訴訟の主任弁護士の1人、マーク・ロビンソン氏は電話 インタビューで、「判事がこの重要な仮決定を最終的に認定すれば、原 告団の船はこの有利な風を受けて全速で進む」と語った。同氏によれ ば、判事はトヨタ側の主張をほぼすべて退けているという。

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