米KKRのクラビス氏:資金必要としている複数の金融機関と交渉中

米プライベートエクイティ(PE、 未公開株)投資会社KKRの共同創業者、ヘンリー・クラビス氏は8 日、ゴールドマン・サックスの米金融サービス関連会議で、資金を必 要としている複数の金融機関と同社が交渉中であることを明らかにし た。

クラビス氏は、今後資金が必要となる金融機関としてアイルラン ドやドイツの銀行などを見込んでいると述べた上で、同社が投資する 場合には、あらかじめ対象企業の資産評価について「安心」できなけ ればならないと説明した。

同氏はニューヨークでの会議で、「欧州の銀行が本当にすべてを計 上し真の価値を明らかにしているか問わざるを得ない」と指摘。「ど ういった投資であれ当社が検討する場合は、本当に安心かどうか確認 する必要がある」と付け加えた。

世界的信用危機で銀行が苦戦するなか、PE投資会社は金融機関 への投資を強化している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、 PE投資会社は今年、金融業界で39の買収案件を発表ないし完了し た。その総額は104億ドル(約8700億円)と、2007年以来最高。

クラビス氏は、欧州債務危機をめぐる不透明感が、資金を調達で きない企業に投資する「大きな好機」をKKRにもたらしているとの 見方を示した。

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