アスクル株半年ぶり高値、自己株消却で1株価値向上-ソロエルも順調

オフィス関連用品のネット販売を 行うアスクルの株価が一時、前日比5.6%高の1795円と、5月20日以 来、約6カ月半ぶり高値に回復した。発行済み株式総数の18.33%に相 当する自己株700万株を消却すると8日に発表、1株あたり価値の向上 が評価された。

アスクル財務IR統括部長の玉井継尋氏によると、今回の自己株消 却は2009年1月に実施した1100万株の自己株TOB(株式公開買い付 け)を受けたもの。TOB終了後すぐに、このうち550万株を消却、残 りの550万株と従前に取得していた分を合わせて、今回消却する。

同時に、6-11月の業績予想修正を発表、連結純利益は前年同期 比76%減の3億8000万円となったもようで、前回予想を1億8000万 円(90%)上回る。資産除去債務の計上に伴う特別損失が想定を下回っ たことが背景で、連結売上高はほぼ計画通りの同2%増の954億円とな る見込み。成長期待の強い間接材一括購買システム「ソロエル」は順調 に推移、「ほぼ計画通りで、足は引っ張っていない」と玉井氏は言う。

みずほ証券の高橋俊雄シニアアナリストは、「売り上げが好調で、 中長期成長期待が強い。価格競争激化などで粗利益率が悪化している可 能性もあるが、来週、上期決算発表があるので投資判断は『アウトパフ ォーム』で据え置く」と話していた。同証券では目標株価を2400円と している。

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