東芝:社債1200億円に増額-年間発行額12年ぶりの高水準

東芝は9日、普通社債の発行条件を 決定した。投資家の旺盛な需要を受け、発行総額は当初予定の1.5倍と なる1200億円に達した。この結果、年間発行額は2400億円に上り、2777 億円だった1998年以来、12年ぶりの高水準となった。

東芝が同日発表した資料によると、今回起債した3本立て社債の発 行条件は、5年債が利率0.89%、発行額700億円、7年債が1.22%、 300億円、10年債が1.68%、200億円。

東芝は調達資金を借入金とCP(コマーシャル・ペーパー)の返済 に充当するとしており、新庄憲広報担当は、長短や直間など「有利子負 債のバランスをさらに是正させるために必要だった」と述べた。その上 で、この時期に発行した理由については「低金利で需要が強いなどマー ケット環境も良い」と説明した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の下松慈明シニア・クレジッ トアナリストは、今回の起債について、「東芝自体の収益力や財務状態 の改善と市場環境の良さの両方が寄与した」と分析。一方で、「半導体 を中心とした事業のリスクの高さは引き続き注意する必要がある」と指 摘した。

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