ブラジル株:ボベスパ指数は2週間ぶり大幅安、インフレ加速で

8日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が2週間ぶり大幅安となり、年初来の騰落率はマ イナスに転じた。インフレ加速を示す統計の発表で、景気沈静化に向 けた利上げ懸念が高まった。

住宅建設のロッシ・レジデンシアルとガフィーザはともに4%を 超える下げ。消費者物価指数の伸びが過去5年余りで最高となったこ とが売り材料となった。時価総額で中南米最大の銀行、イタウ・ウニ バンコ・ホールディングは9月以来の安値を付けた。自動車業界向け 鉄鋼供給で国内最大手のウジミナスを中心に資源株も売られた。

アドインベスト・コンスルトリア(リオデジャネイロ)のパート ナー、ジュリオ・マルチンズ氏は「国内では来年に数回の利上げがあ るだろう」と指摘。「年末が近づくなか、投資家がより保守的になっ ている。年内は欧米の景気や中国の金利についての不透明感が高い状 態が続くだろう」と述べた。

ボベスパ指数は前日比1.7%安の68174.92。同指数構成銘柄の うち値下がりは58銘柄、値上がりは9銘柄。BM&Fボベスパ小型 株指数は同1.4%安の1398.60。通貨レアルは0.5%安の1ドル=

1.6903レアル。

この日発表された同国の11月の拡大消費者物価指数(IPCA) は前月比0.83%上昇し、前月の同0.75%から加速。2005年4月以来 の高い伸びとなった。

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