ECBウェーバー氏:恒久的危機解決メカニズムは欧州の利益

欧州中央銀行(ECB)の政策委 員会メンバー、ウェーバー独連銀総裁は、域内には債務過多に苦しむ 加盟国の支援を認める恒久的な危機解決メカニズムが必要だとの見解 を示し、同メカニズムは債務問題の域内への波及を防ぐと述べた。

ウェーバー総裁は8日、ベルリンでスピーチし、「今の危機が終了 したら、恒久的な危機解決メカニズムを導入することが欧州の利益に かなう。同メカニズムは、ユーロが危機的状況に陥った場合、厳しい 条件を付けて債務過多の加盟国に資金を支援できる。EU条約で規定 されている債務肩代わりの禁止を損ねることもない」と述べた。同総 裁は「他国への悪影響の拡大が、ユーロ圏の金融の安定を台無しにす るリスクがある」との認識も示した。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は10月、財政規律違反 国に対する制裁強化で合意したが、欧州中央銀行(ECB)やドイツ など一部の国が要求していた自動的な制裁には踏み込まなかった。ウ ェーバー総裁は新しい財政規律は「現状に比べて改善」だとしながら も、自動的な色彩をより強めた制裁措置を盛り込んでいた方が「理に かなっていた」との見解を示した。

ドイツ国内については、財政赤字削減努力を「絶対に継続」すべ きだと述べた。ドイツの今年の経済成長率を3.6%、2011年成長率 を2%と予測し、「輸出の伸びは幾分鈍化しているが、外需が引き続 き景気回復で最も重要な柱だ。海外からの勢いは国内経済にますます 浸透しつつある」との見方も示した。

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