欧州債:アイルランド債、独債との利回り格差縮小-予算案可決で

欧州債市場では、アイルランド 10年債のドイツ10年債に対するスプレッド(上乗せ利回り)が縮 小し、ここ1カ月で最小に縮小した。アイルランド議会が前日に一連 の財政決議案を相次いで可決したことがきっかけ。

独10年債利回りは5月以降で初めて3%台に上昇。世界の景気 拡大が持続するとの楽観的見方が強まる中、米国債相場が大きく落ち 込んだことが背景にある。ドイツ政府がこの日実施した国債入札で札 割れしたことから、独2年債利回りは1%を超えた。

INGグループ(アムステルダム)の先進国債券戦略部門の責任 者を務めるパドライク・ガービー氏は、アイルランドの予算案採決後 「国債スプレッドが縮小し、若干ながら前向きな動向があった」と述 べ、もっと全般的には「国債相場は良好な経済ニュースの一部を織り 込み始めている」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時36分現在、アイルランド10年債利回り は8.22%と、前日からほぼ変わらず。同国債(表面利率5%、 2020年10月償還)価格は0.04ポイント下げ78.79。

独10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の3.02%。一時は3.03%まで上げ、5月4日以来 の高水準を付けた。

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