シンガポール成長率、来年は5.1%に減速の見通し-MAS調査

シンガポールの2011年の経済成 長率は、製造業と輸出の伸びの鈍化に伴い、今年の3分の1に減速す る見通しだ。シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行に相当)の調査 で明らかとなった。

MASが8日発表した調査結果(エコノミスト22人の予想中央 値)によると、来年の国内総生産(GDP)伸び率は5.1%に減速す るようだ。10年は15%が見込まれる。またシンガポール・ドルは11 年末までに対米ドルで1米ドル=1.24シンガポール・ドルへの上昇が 予想されている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチのエコノミスト、 チュア・ハクビン氏(シンガポール在勤)は8日付リポートで、通貨 高と外国人労働者対策の強化を目指す政府の政策の影響で、製造業は 空洞化の圧力にさらされる可能性があると指摘。「11年の成長のけん 引役には観光事業と金融サービスが含まれる。旅行や貿易、金融はア ジア域内の貿易が引き続き堅調なことによる恩恵を受けるはずだ」と 説明した。

シンガポール政府の経済成長見通しは、今年が15%増、11年は 最大6%増となっている。MASの調査では、10-12月(第4四 半期)のGDPは前年同期比12.8%増となる見込み。7-9月(第3 四半期)は同10.6%増だった。

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