ダイヤファンドで「魔よけ」の宝石を商品資産に-ラパポート元幹部

ダイヤモンド価格を提供するラパ ポート・グループの元幹部らが、デビアスの広告で「魔よけ」の宝石と 表現されているダイヤを銅や大豆など投資に適したコモディティーとす るためファンドの創設を計画している。

前例はうまくいっていない。ダイヤに投資するファンドとしては初 めて上場された英ダイヤモンド・サークル・キャピタルは2008年の上 場以降49%下落している。この間のダイヤ全般の価格を示す指数は 14%の下げにとどまっている。1980年代に設立された初めてのダイヤ 投資信託も失敗に終わった。

ラパポートの元調査責任者でフュージョン・オルタナティブズの共 同創業者、サウル・シンガー氏は、同社の新ファンドにとって条件が整 っていると指摘。投資家の需要は抑え込まれ、ダイヤはディーラーや小 売業者の閉鎖的なネットワークを通じて販売されているとの見方を示 す。ダイヤ価格の今年の上昇率は11%と、プラチナや銀、金を下回っ ている。

シンガー氏(36)はインタビューで「ダイヤ投資家の間では需要も 関心も高まっている。主な目標は、全てをまとめプロの投資家たちに とって市場性のある投資手段を創出することだ」と述べた。

フュージョンの計画の根拠になっているのは、宝石にカットされる ダイヤ原石の生産が確実に減少しており、需要が供給を上回るとの見方 だ。RBCキャピタル・マーケッツによると、ダイヤ生産は08年に1 億6110万カラットと、05年から8.5%減少した。昨年は世界金融危 機の影響で消費が落ち込んだため30%減った。

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