レーン欧州委員:来年の銀行ストレステスト、流動性査定を含め厳格に

欧州連合(EU)の行政執行機 関、欧州委員会のレーン委員(通貨・経済担当)は7日、域内の財政 危機を踏まえて、銀行を対象とした次回のストレステスト(健全性審 査)では資金流動性の査定も含めるべきとの見解を示した。

同委員は、来年実施のテストには、資金繰り危機への耐性審査を 含めるべきだと述べた。同審査は今年のテスト項目には含まれておら ず、アイルランドの2行が合格したが、同国はその後、国際的救済を 求めるに至った。

同委員は7日、ブリュッセルでの記者会見で、「今後、銀行セク ターのストレステストには流動性査定を導入する必要がある」と指摘。 次回テストは「一段と厳格かつ包括的」なものにすべきだと語った。 次回テストへの準備は来年2月に始めるという。欧州銀行監督機構 (EBA)と欧州中央銀行(ECB)、欧州委の指導の下、規制当局 がデータを収集する。

今年実施された自己資本に関するストレステストでは、アイルラ ンドのアライド・アイリッシュ銀行とアイルランド銀行は合格。アン グロ・アイリッシュ銀行はテストの対象外だった。レーン委員は「ア イルランドは特異なケースだ」とした上で、アングロ・アイリッシュ 銀は「ストレステストの実施までに、すでに問題行と見られていた」 と述べた。

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