綿価高警戒しアパレル株明暗、格下げのポイント続落-オンワド高い

カジュアル服専門店のポイントと、 自社ブランド「無印良品」を展開する良品計画株が続落。中国の内販 拡大や不作の影響などで綿価格が高騰しており、将来のコスト上昇要 因になるとの警戒が広がった。

ゴールドマン・サックス証券では7日、両社の投資判断を「中立」 から「売り」に引き下げており、業績と株価の先行きが懸念される格 好でこの日はポイントが一時前日比2.4%安の3520円、良品計画は

2.6%安の3205円まで売られた。

ゴールドマン証の河野祥アナリストらは7日付のリポートで、ポ イントについて「トレンド商品を短サイクルで投入するモデルだけに、 綿価の高騰などが大きな問題となり得る」と指摘。良品計画に関して は、「ナチュラルカジュアルで綿関連商品のウエートが高いことから、 業績が最悪期を脱したと考えるには時期尚早」との見方を示した。

リポートによると、綿先物価格は7-12月に8割上昇した。「素 材調達力のない企業は商品自体の手当てがタイムリーに行えず、売場 鮮度の保持が難しい」ことを河野氏らは指摘。今後は慢性化したデフ レから緩やかなインフレに転じると見るが、ハニーズの値上げが客数 減につながったことなどから、「丸々の価格転嫁は困難」と見る。

同証券では、ポイントの来期(2012年2月期)の連結営業利益予 想を140億円から120億円、再来期(13年2月期)を150億円から118 億円にそれぞれ減額修正した。良品計画に関しては予想を変えず、12 年2月期が113億円、13年3月期は114億円を見込む。

ポイントIR担当の林正武氏は、「来春まで業績への影響はない。 商社を通して購入しているため、商社との価格交渉となる。ただ、相 場は投機筋の資金が入っていると言われており、本当の需給で動いて はいない」と述べた。

一方でゴールドマン証は、オンワードホールディングスについて は「百貨店立地の同社は価格転嫁が容易と見る」と評価、投資判断を 「売り」から「中立」に引き上げた。同社は逆行する形で一時3.9% 高の739円と反発、6月24日以来の高値水準を回復した。

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