BPの油井爆発:ハリバートン従業員、喫煙休憩で寸前のデータ見逃す

英BPがメキシコ湾で保有する マコンド油井で4月に発生した爆発事故で、リグ(石油掘削装置)で 勤務していた米油田サービス会社ハリバートンの技術者が寸前に喫煙 休憩を取っていたため重要なシグナルを見逃していたことが、米政府 の調査委員会への証言で明らかになった。

ハリバートンの子会社スペリーの部門担当シニアマネジャー、ジ ョゼフ・キース氏は7日、ヒューストンで米沿岸警備隊と内務省の調 査委員会に対し、事故が発生した日の夜に約10分間、リグ「ディー プウォーター・ホライズン」の持ち場を離れ、コーヒーを飲み、たば こ半本を吸っていたことを明らかにした。

調査委員会が7日、ヒューストンで証拠として調査した書類によ ると、圧力データは、キース氏がモニターから離れている間に油井に 爆発性の天然ガスと原油が充満していたことを示唆した。同氏は圧力 データを見ていたならば、危険な状態にあることを同僚に警告するた め「リグ床に知らせたであろう」と述べた。

この油井で4月20日発生した事故では作業員11人が死亡し17 人が負傷、トランスオーシャンが保有する3億6500万ドル(約305 億円)相当のリグが沈水し米国史上最悪の沖合原油流出事故につなが った。

米エル・パソの石油掘削事業の元最高財務責任者(CFO)で 「Disaster on the Horizon: High Stakes, High Risksand the Story Behind the Deepwater Well Blowout」の著者、ロバ ート・カブナー氏は「これらの極めて重要なデータを誰かが監視する 以外、リグで勤務する人々にとって何か不具合が発生していることを 知る方法は何もない」と指摘した。

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