IMF専務理事:ギリシャは経済成長促進策の推進必要

国際通貨基金(IMF)のストロ スカーン専務理事は、ユーロ圏で最初に欧州連合(EU)とIMFに 支援を求めたギリシャが経済成長に向けた措置を推進させる必要があ るとの見解を示した。

ストロスカーン専務理事は7日にアテネで記者団に対し、「問題は 成長だ」と述べ、「欧州が高成長なら誰も債務危機について口にしない だろう」と語った。

同専務理事はギリシャ国民に対し、数カ月にわたるストや抗議行 動を物ともせず賃金や年金の削減、増税を通じた財政赤字削減を推進 しているパパンドレウ政権を支持するよう強く要請した。これらの措 置はギリシャがEU主導の1100億ユーロ(約12兆円)の支援策に基 づいて定期的な融資を受けデフォルト(債務不履行)を回避するため に必要なもの。

ギリシャは財政赤字が昨年、国内総生産(GDP)比15.4%と、 ユーロ圏で過去最悪の水準に達した。今年は同9.4%、2011年は同

7.4%に縮小させる計画だが、歳入が予想よりも伸び悩んでいるため、 赤字削減努力は難航している。

同専務理事は、ギリシャ向け支援に伴う融資の返済期限延長問題 に関してはEUとの間で解決されるだろうとの見方を示した。

同理事はまた、欧州経済が深刻な状況に陥っており、景気回復は 「鈍い」と指摘。ソブリン債危機の波及に歯止めをかけるには関係機 関の一段と迅速な行動が求められると述べた。ユーロ圏は3-4%の 成長を目指すべきだと付け加えた。

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