仏サノフィ:米ジェンザイムの要求2件の受け入れに消極的-関係者

フランスの製薬最大手サノフィ・ アベンティスは、米ジェンザイムに対する総額185億ドル(約1兆 5300億円)の買収額引き上げと、ジェンザイムの白血病治療薬「キ ャンパス」の売上高目標を基準に追加的支払いを行うジェンザイムの 要求受け入れに消極的だ。事情を直接知る関係者3人が明らかにした。

協議は部外秘だとして匿名で語った同関係者によれば、サノフィ 取締役会は2案のうち1案の受け入れには前向きになる可能性があ るものの、両案をのむのは困難だとしている。また両社の幹部は協議 しておらず、両社のアドバイザーが接触しているという。

サノフィが実施中のジェンザイムに対する敵対的な株式公開買 い付け(TOB)価格は1株当たり69ドルで、ニューヨーク時間10 日の深夜(日本時間11日午後2時)に期限を迎える。サノフィは今 週、ジェンザイム株主から十分な支持が得られない場合、TOBの延 期か価格引き上げ、または撤退を決めなければならない。

ジェンザイムは10月に、サノフィの買収提示額はキャンパスな ど2013年までに承認を得る見通しの3薬の潜在的な売り上げを織り 込んでいないとして、買収案拒否の方針を株主に説明していた。

関係者によると、ジェンザイムは売上高目標を達成した場合に、 同社株主がサノフィから追加的な支払いを受け取る不確定価額受領 権(CVR)条項を要請している。

サノフィの広報担当ジャンマルク・ポドバン氏とジェンザイムの ボー・ピエラ氏からはコメントを得られていない。

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