NY原油時間外:2年2カ月ぶり高値から下落-利益確定の売りで

ニューヨーク原油先物相場は7日 の時間外取引で2年2カ月ぶりの高値から下落。原油相場が先週、世 界経済の改善に伴い燃料需要が増加する兆しが出たことにより6.5% 上昇したことで利益確定の売りが出た。

欧州の当局者が債務危機を封じ込める対策で合意できず、経済成 長に打撃を与えるとの懸念が強まったことも、原油相場下落の一因。 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは6日、ハンガリーの国債 格付けを引き下げた。原油相場は長期的な上値抵抗線89.84ドルを抜 けられなかった。これは2008年7月に付けた過去最高値147.27ドル から同年12月に付けた安値32.40ドルまで下げた相場のフィボナッチ 数列に基づく50%リトレースメント(戻り)の水準。

ナショナル・オーストラリア銀行の鉱物・エネルギー担当エコノ ミスト、ベン・ウェストモア氏(メルボルン在勤)は「先週に約6% 上昇したことで高値達成感が出て一服している。利益確定の売りのよ うだ。ムーディーズがハンガリーを格下げしたが、昨日は経済指標の 発表があまりなかった」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物1月限は一時、 55セント(0.6%)安の1バレル=88.83ドルを付けた。シドニー時間 午後零時44分(日本時間午前10時44分)現在、88.85ドルで推移し ている。前日の通常取引は19セント高の89.38ドルで引けた。終値と しては2008年10月7日以来の高値。年初来の上昇率は12%。

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