大同特殊鋼:ネオジム磁石、中国の生産能力を3倍に引き上げへ

大同特殊鋼の100%子会社でネオジム 磁石世界4位のダイドー電子(岐阜県中津川市)は中国でのネオジム磁 石の生産能力を現在の約3倍に引き上げる計画だ。早ければ2012年をめ どに1000トン体制を実現し、世界シェアの拡大を図る。

ダイドー電子のネオジム磁石の全生産能力は現在1000トン程度。国 別では、中国が300トンで、残りの700トンを日本とタイが占める。

同社の上原隆常務は6日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビ ューで、中国では「蘇州工場(江蘇省)と深セン工場(広東省)にそれ ぞれ新しい工場を増設し、2-3年後に約1000トンへ引き上げる」と 述べた。国内やタイでも4割増の1000トンにする計画で、達成すれ ば中国での生産は全体の5割を占めることになる。

ネオジム磁石は自動車用パワーステアリング(EPS)用モーター やパソコン、携帯電話の小型モーター用などに使用されており、経済成 長が大きい中国での需要が大きいという。中国はネオジムなど世界のレ アアース(希土類)の90%程度を産出しており、原料を「長期で安定供 給できる」利点があるとも上原氏は指摘する。

上原氏によると、ダイドー電子は、トヨタや日産、フォード、BM Wなどの自動車メーカーに提供している。ネオジム磁石の売上高は日立 金属、信越化学工業、TDKに次ぐ4位。国内メーカーの中では10-15 %程度を占める。

大同特殊鋼の7日午前の株価終値は前日比0.4%高の464円。過去1 年では43と%上昇している。

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