シンガポール通貨庁による為替介入、10月は170億ドル-DBS推計

シンガポール通貨庁(MAS、中 央銀行に相当)は今年10月、外貨買い介入に約170億ドル(約1兆 4000億円)を投じたもようだ。シンガポールのDBSグループ・ホー ルディングスが推計した。同月の資金流入は2008年3月以来の高い伸 びとなった。

傘下のDBS銀行の経済・為替調査責任者、デービッド・カーボ ン氏は6日付リポートで、シンガポールがアジアのほかの国・地域を 上回る資金を引き付けている理由は、金利水準が「現行の通貨体制を 考慮すると高過ぎる」もようであるためだと説明。同氏によると、M ASはスポット市場での介入に約82億ドル、先物市場では86億ドル を費やしたという。

MASは10月、シンガポール・ドルの「緩やかで段階的な上昇」 を目指す政策を継続しながら、そのバンド(許容変動幅)については傾 斜をややきつくし、幅を拡大すると発表。4月には事実上の通貨切り 上げを行った。MASは、政策金利ではなく通貨をインフレ管理の主 要手段と位置付け、通貨バスケットに対しシンガポール・ドルを非公 表のバンド内で誘導している。

MASは、DBSのリポートに関するコメントを求めたブルーム バーグ・ニュースの取材に対し、個別の市場オペレーションについて はコメントしないと答えた。

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