ブリヂスト株が昨年9月来高値、トラック・バス用タイヤを値上げへ

タイヤで世界首位のブリヂストン 株が一時、前日比2.2%高の1683円と反発。昨年9月25日以来、約 1年2カ月ぶりの高値を付けた。タイヤの主要原材料の天然ゴム価格 の高騰を受け、国内トラック・バス用タイヤの出荷価格を値上げする と前日発表、価格転嫁による収益性の向上を見込む買いが先行した。

同社が6日の取引終了後に発表したリリースによると、国内市販 用トラック・バス用タイヤを3月1日から平均7%値上げするという。 生産性の向上やコスト改善などに努めたが、特に天然ゴムを使用する 割合が高いトラック・バス用タイヤに関しては企業努力だけで吸収す ることが困難な状況にあり、値上げ実施に踏み切るという。

同社広報第1課の塩見誠氏によると、天然ゴムの代表的なもので あるRSS(スモークシートゴム)のシンガポール先物市場での10 年7-9月期の平均価格は、1キログラム当たりで前年同期比約7割 高という。また同氏は、今回値上げ対象になったトラック・バス用以 外の製品の原料高から受ける影響について、生産性の向上やコスト改 善などで「完全にカバーされているわけではないが、市場環境なども 含めて注視していく」と指摘。値上げについては、現時点では何も決 まっていないとした。

シンガポール商品取引所(SICOM)のゴムRSS3号先物の 値動きを見ると、6日の取引で前日比1%高のキログラム当たり452 セントと、終値で年初来高値を更新。年初のおよそ1.6倍水準に達し ている。

ブリヂストの2010年12月期の連結純利益予想は前期比87倍の 910億円。ブルームバーグ・データによると、担当アナリスト13人の 今期予想値平均は977億円、来期1089億円となっている。

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