保険株が業種別下落率上位、自動車保険の損害率悪化の長期化を警戒

東京海上ホールディングスをはじ めとして保険株が安い。保険業界の4-9月(上半期)決算で自動車の 損害率が上昇したことから、同傾向が長期化することへの警戒が出てい る。アナリストによる一部銘柄の格下げも加わり、午前10時時点でT OPIX保険指数は1.2%安と、東証33業種で下落率首位。

東京海上Hの株価は前日比1.7%安の2353円、MS&ADインシ ュアランスグループホールディングスは1.7%安の1911円、NKSJ ホールディングスは1.2%安の558円までそれぞれ売られた。

野村証券の小林正能アナリストは6日付リポートで、損害保険各社 の上半期決算のポイントの1つは想定以上の自動車の損害率悪化とし、 それは「新車販売台数の増加に伴う交通量の増加や高速道路無料化など の影響が背景」だと分析した。東京海上Hの4-9月の決算資料による と、東京海上日動火災保険の自動車の損害率は70.4%と、前年同期の

67.9%から上昇した。

小林氏は、損保各社にヒアリングした限りでは、10月と6日に公 表された11月では、足元の損害発生件数に一定の落ち着きが見られる としながらも、「損害率の上昇が一過性のものか、今後も継続するかは 不透明な状況であり、注意が必要」と指摘している。

また、JPモルガン証券の辻野菜摘アナリストはMS&ADについ て、「自動車の発生損の悪化が特に顕著だ」として6日付で投資判断を 「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。

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