一建設株が急反落、四半期大幅増益も想定内-通期増額見送りに失望

戸建住宅メーカー大手の一建設の 株価が一時、前日比6.3%安の2580円と急反落。戸建分譲の好調など で2-10月(9カ月累計)決算は大幅な増益だったが、通期(2011年 1月期)業績予想の増額修正が見送られたため、上方修正を期待してい た向きから売りが出たようだ。

みずほインベスターズ証券の岸恭彦シニアアナリストはこの日の株 価下落について、「飯田産業や東栄住宅などの業績好調を受け、一建設 株もここ2、3日で急騰したため、材料出尽くしでいったん売られたの ではないか」とみている。同社株は6日までの3営業日で8.9%上昇、 6日終値は2754円と6月下旬以来の高水準に回復していた。

岸氏は9カ月累計決算について、「足元の販売も順調で、計画線上 の好内容」と話している。

一建設が6日の取引終了後に公表した9カ月累計決算によると、単 独純利益は前年同期比33%増の98億円だった。優遇税制や低金利を背 景に新設住宅着工戸数の回復基調が継続するなか、主力の戸建分譲事業 は戸数が5561棟、売上高が同4.3%増の1403億円だった。通期純利益 目標は前期比28%増の131億円で、9カ月累計の進ちょく率は75%。

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