英HSBCに損害賠償請求、マドフ巨額詐欺事件ほう助と主張-管財人

英銀HSBCホールディングスが 欧州やカリブ海、中米のファンドのネットワークを通じて、巨額詐欺 事件を起こして服役中のバーナード・マドフ受刑者をほう助したとし て、同受刑者の事業の清算手続きを進める管財人がHSBCを相手取 り、90億ドル(約7400億円)の損害賠償を求める訴えを起こした。

管財人を務めるアービング・ピッカード氏は発表資料で、HSB Cと関連する約10のファンドをニューヨークの連邦破産裁判所に提 訴したことを明らかにした。マドフ受刑者の詐欺行為で利益を得たと みられる当事者への賠償請求の期限は、今月11日に迫っている。

管財人側は、HSBCがマドフ受刑者の投資事業が詐欺行為であ り、投資家を保護する手段を講じていない懸念があることを認識して いたと主張。ピッカード氏は発表文で、HSBCをはじめとする被告 がそうした兆候に適切に対処していれば、ねずみ講は実際よりも数年 早く破たんしていただろうと指摘した。

これに対して、HSBCは発表文で、ピッカード氏の主張には「根 拠がない」とした上で、法廷で争う姿勢を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE