ECBウェリンク氏:欧州諸国の救済はECBの役割ではない

欧州中央銀行(ECB)政策委員 会メンバーのウェリンク・オランダ中銀総裁は、資金調達難を抱える ユーロ圏諸国を救済するのはECBの役割ではないとの認識を示した。

同総裁は6日、アムステルダムでのパネルディスカッションで、 「政府が債務不履行に陥るリスクを冒している国々の救済はECBの 責務ではない」と指摘。さらに、「ECBは欧州各国のリスクを引き受 けるために存在するのではない」と述べた。

ECBは、アイルランドやギリシャから他国に波及する恐れのあ る混乱を鎮める上で欧州各国政府に主導的役割を求めている。同中銀 は先週、ポルトガルとアイルランドの国債を購入。トリシェ総裁は危 機対応で導入した緊急の流動性措置の解除時期を遅らせることを明ら かにしていた。

ウェリンク総裁はこの日、ユーロ導入国が共同で発行するユーロ 共通債構想には「賛成しない」考えを表明。その理由に「隠れた負担 分担」の方法であることを挙げ、金融システムの弱体化につながりか ねないと説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE