英国債:10年債、3日ぶり上昇-危機解決策でユーロ圏分裂との観測

英国債相場は上昇。ソブリン債危 機の解決策をめぐりユーロ圏当局者で意見が分かれているとの観測か ら、比較的安全な資産とされる英国債に対する需要が高まった。

10年債相場は先月30日以降で初めて上げに転じた。イングラン ド銀行(英中銀)が今週の政策決定会合で、過去最低水準の政策金利 を維持するとの見方が背景にある。バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長が国債購入プログラムの規模を拡大する可能性を示唆 したことで、債券の魅力が高まった。

ベルギーなどの中銀当局者はポルトガルやスペインなどが投機の 犠牲にならないよう救済基金の規模拡大を提案したが、ドイツのメル ケル首相がこれを拒否したことも、英国債相場への上昇要因となった。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は、「英国債に代わる投資先には魅力 が感じられない」と述べ、ユーロ圏の債務危機が「英国債からの資金 流出に歯止めをかけるだろう。英国債の支援要因となっている」と語 った。

ロンドン時間午後4時43分現在、10年債利回りは前週末比2ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.40%。過去3日 間では20bp上げていた。同国債(表面利率4.75%、2020年3月 償還)価格は0.16ポイント上げ110.67。2年債利回りも2bp低 下し1%となった。

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