ブラジル中銀、今週は利上げ見送りか-メイレレス総裁が最後の会合

金利先物市場の動向によると、 ブラジル中央銀行のメイレレス総裁が今週の政策決定会合で利上げを 実施するとの観測が後退している。今回は同総裁の8年間の任期で最 後の会合となる。

同総裁が3日に銀行の預金準備率の引き上げを決定したため、 ブラジル中銀がインフレ率を20カ月ぶり高水準の5.5%から低下 させることを目指し、政策金利を現行の10.75%から引き上げると の観測は弱まっている。金利先物2011年1月限の利回りは3日に 15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の10.69%。 これは8日の会合で政策金利の変更がないことをトレーダーが見 込んでいることを示している。前日の2日には、少なくとも25bp の利上げが示されていた。

パトリア・インベスティメントスのパートナー、ルイス・フェル ナンド・ロペス氏(サンパウロ在勤)は、銀行の預金準備率引き上げ について、メイレレス総裁の後任であるアレシャンドレ・トンビニ氏 に対し、来年の利上げ決定を前に同国のルセフ次期大統領の財政計画 を評価する時間を与えるものだと指摘した。同預金準備率引き上げに より、約610億レアル(約3兆円)を経済から吸収する。

ロペス氏は「12月の利上げの可能性は極めて低い」と発言。 「当局者は現在不足している非常に重要な情報、すなわちブラジルの 今後数年の財政政策がどうなるのかという情報を引き続き求めている」 と述べた。

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