ロゴフ教授:欧州はいずれ債務再編へ、「現実否定」脱却を

米ハーバード大学教授で国際通貨 基金(IMF)の元チーフエコノミストのケネス・ロゴフ氏は、欧州 債務危機は最終的に、ギリシャとアイルランド、ポルトガルの債務再 編につながるとの見方を示した。

同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、各国は 「単に現実を否定し続けることはできない」として、当局者らは 「『ドイツが支える』、『IMFが支える』、『ユーロ参加国の債務 再編は考えられない』などと発言している」が、ギリシャやアイルラ ンド、ポルトガルが債務再編を回避できるのだとすれば、「非常に幸 運と言わざるを得ない」と語った。

ユーロ圏の救済基金を拡大する議論があるが、ドイツのメルケル 首相、フランスのサルコジ大統領はこれを拒否している。ロゴフ氏は、 「大詰めの後のことを考えなければならない」とのメルケル独首相の 発言は「正論だ」として、予想される債務再編ににどう対処するのか、 「誰もこれを口にしたがらない」と語った。

また、7月に実施された欧州の銀行のストレステスト(健全性審 査)については、「どの銀行も大丈夫。心配することはないとの結果 だった」が、信頼は「今やかつてないほど落ち込んでいる」と述べた。

さらに、「2011年には世界経済がもう少し回復し始めてほしいも のだ」として、「欧州問題は2011、12、13年と続くだろう。ソブリ ン債問題は長期戦だ。ただ、もう少し安定した回復という背景の中で 展開するのが望ましい」と語った。

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