ドイツ:ユーロ圏救済基金拡大を拒否、共通債も否定-負担増大を警戒

ドイツは、欧州連合(EU)の 7500億ユーロ(約83兆円)規模の救済基金の拡大を拒否し、欧州の 共通債券を発行する構想も受け入れなかった。域内の債務危機におい て同国が背負う負担の増大を警戒している。

ユーロ圏財務相会合に先立ちベルギーのレインデルス財務相は4 日、基金の拡大はあり得ると発言したが、メルケル独首相はこれを退 けた。同首相は6日にベルリンで、「現時点で基金を拡大する必要性 を認識していない」と述べるとともに、共通債の発行はEUの条約で 認められていないと指摘。また、ドイツ国債の利回り上昇につながる 恐れがあると述べた。

レインデルス財務相は国際通貨基金(IMF)もEUが救済基金 を拡大することを望んでいるとし、IMFも2500億ユーロの拠出部 分を増額するだろうと述べていた。ベルギー中銀のクアデン総裁も6 日、基金の規模拡大に賛成の意向を示した。

共通債「Eボンド」について、ユーロ圏財務相会合(ユーログル ープ)のユンケル議長(ルクセンブルク首相兼国庫相)の構想に、イ タリアは支持を示した。メルケル首相はこれについて、協議は「目標 を決め内部で行われるべきだ。それ以外の方法は不安を再燃させる」 と論じた。

ユーロ圏財務相は6日午後5時からブリュッセルで会合し、7日 にはEU財務相理事会が開かれる。

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