イタリア、スペインなど周縁国債保証料が上昇-危機対応で意見割れる

6日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場で、イタリアやスペインなどユーロ圏周縁国 の国債保証コストが上昇した。域内財政危機の感染拡大阻止の方法に ついて当局者らの意見が分かれていることがリスク意識を高めた。

CMAによると、イタリア債のCDSスプレッドは10ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇の219bp、スペインは10.5b p上昇し307.5bp。西欧諸国の国債15銘柄のCDSスプレッドで構 成するマークイットiTraxx・SovX西欧指数は6.25bp上昇 し183bpとなった。

アイルランドは13.5bp上昇の556bp、ポルトガルは10bp上 昇の438bp。

欧州の当局者らの間では、7500億ユーロ(約83兆円)規模のユ ーロ圏救済基金の拡大をめぐり賛否両論がある。3日の欧州中央銀行 (ECB)政策委員会では同中銀の国債購入について「圧倒的多数」 が支持、緊急の流動性措置の延長については「総意」で決定と、一枚 岩でないことをうかがわせた。

INGグループのクレジットストラテジスト、モーリーン・シュ ーラー氏は投資家向け文書で「いずれの点でも欧州での政治的対立が 垣間見える」とし、信用市場のボラティリティ要因だと指摘した。

ソブリン債への懸念を背景に金融債の保証コストも上昇し、JP モルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の劣後債のCD Sスプレッドで構成するマークイットiTraxx金融指数は15b p上昇し295bp。金融優先債の指数は6.5bp上昇の153.5bpとな った。

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