欧州の銀行株に強気の見方相次ぐ、債務危機を懸念した下げで割安感も

欧州の銀行株には投資先としての 魅力があるとの見方を、ドイツ銀行とサンフォード・C・バーンステ ィーン、JPモルガン・チェースのアナリストらが示した。域内の債 務危機に対する懸念を背景とした下げで割安感があることに加え、経 済成長と投資銀行収入が回復することへの期待があるようだ。

ドイツ銀行は欧州金融株の投資判断を「オーバーウエート」に引 き上げた。ジョエル・アナムートゥー氏らアナリストは3日のリポー トで、金融株の割安感や、世界経済の拡大の恩恵を受ける可能性を指 摘。また、スペインが「危機の犠牲になることはない」との見方も示 した。

バーンスティーンのディルク・ホフマンベッキング氏は6日の文 書で、銀行のトレーディング業務に対するソブリン債危機の影響は今 年5月に比べると「広がりも深刻度も小さいようだ」と指摘。また、 資本市場の「雪解け」は続き投資銀行にとって「朗報」となるだろう とした上で、投資銀行事業を手掛けるスイスのUBSやクレディ・ス イス・グループなどが、商業銀行よりも好パフォーマンスとなるだろ うと予想した。

キアン・アボホセイン氏らJPモルガン・チェースのアナリスト も投資銀行事業の収入が拡大する可能性があるとし、UBSのほかフ ランスのBNPパリバと英HSBCホールディングスを有望銘柄に選 んだ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下のBofAメリルリン チ・グローバル・リサーチがこの日発表したリストでは、有望銘柄に 指定されたのはBNPとデンマークのダンスケ銀行、英銀ロイズ・バ ンキング・グループ。一方、ドイツ銀行は「好ましくない」リストに 入った。

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