ハンガリーを「Baa3」に格下げ、財政政策に疑問-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、ハンガリーのソブリン債格付けを「Baa 3」とし、従来の「Baa1」から2段階引き下げた。財政赤字を「一 時的な措置」によってふさぐ政策は持続不可能だとの見解を示した。

ムーディーズが6日発表した資料によると、格付け見通しは引き 下げの可能性が引き上げの可能性を上回ることを示す「ネガティブ」。 同業の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は11月3日にハ ンガリーの格付けを投資適格の最低の「BBB-」で維持することを 決めた。見通しは「ネガティブ」。

ハンガリーのオルバン内閣は11月24日、民間の退職年金基金を 国の管理下に置かなければ国営年金の権利が喪失する案を承認した。 財政赤字を欧州連合(EU)の上限である対国内総生産(GDP)比 3%以内にすることを目指し、少なくとも2014年まで一部の業界に特 別税を課す策も取っている。

ムーディーズのハンガリー担当主任アナリスト、ディートマー・ ホーナング氏は発表文で「格下げはハンガリー政府の財務力が、段階 的にではあるが大幅に低下することが主因だ。同国政府の戦略は主と して一時的な措置に頼り、持続可能な財政健全化策となっていない」 とし、「この結果、同国の構造的財政赤字は悪化すると見込まれる」と 説明した。

ハンガリー・フォリントはユーロに対し下落し、ブダペスト時間 6日午前8時15分(日本時間午後4時15分)は0.9%安の1ユーロ =279.12フォリント。

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